January 20, 2026
コルタードとは
コルタードは、エスプレッソ系ドリンクの中でも独自の位置を占めています。マキアートよりもミルクが多く、ラテよりは少ない。サイズが小ぶりなので、最初の一口から最後まで、コーヒーの味がぶれずに続きます。
名前と発祥
コルタード(cortado)は、スペイン語で「切る」を意味する動詞 cortar に由来します。少量の温めたミルクでエスプレッソの酸を「切る」、つまりやわらげた一杯です。発祥はスペインで、スペインおよび中南米のカフェでは定番のメニューとして親しまれてきました。世界のスペシャルティコーヒーシーンでは、コーヒーに対する姿勢を示すドリンクのひとつとして扱われています。
比率
コルタードはエスプレッソとミルクが1:1が基本です。ダブルショットに対し、ほぼ同量のスチームミルクを合わせます。仕上がりはおよそ90〜120mlで、コーヒーの輪郭をミルクがやわらげつつも覆い隠さない、はっきりとした味わいです。ストレートのエスプレッソでは強すぎる、でもコーヒーの味はしっかり感じたい、そんなときに向く一杯です。
似たドリンクとの違い
マキアートはミルクが少なく、エスプレッソの存在感がより前に出ます。ジブラルタル(Gibraltar)はアメリカのスペシャルティコーヒーで生まれた呼び方で、専用のグラスで提供される以外は基本的にコルタードと同じです。ピッコロラテも近い系統ですが、シングルのリストレットで作られることが多いという違いがあります。とはいえ、こうした分類よりも本質は共通しています。小さなカップ、コーヒーらしい味、少量のミルク、これだけです。
どこで注文できるか
本気でやっているスペシャルティカフェなら、コルタードはまず作れます。注文してきょとんとされたら、そのお店のメニューへの向き合い方が読み取れます。バルセロナとマドリードは、説明なしでコルタードを頼める都市として今も世界の筆頭です。
実店舗で淹れてもらった一杯のコルタードは、Pulled Coffee のチャレンジのカウント対象になります。

