October 19, 2025
スペシャルティコーヒーとは
スペシャルティコーヒーという言葉は、独立系の店で売られているコーヒーであれば何にでも使われるマーケティング用語になりつつあります。しかし本来は、コマーシャルコーヒーと区別するための技術的な定義が存在します。その定義を知っておくと、購入時の判断がしやすくなり、自分が支払っている価格の意味も見えてきます。
SCAによる定義
スペシャルティコーヒー協会(SCA)は、認定Qグレーダーによる100点満点の評価で80点以上を獲得したコーヒーをスペシャルティコーヒーと定義しています。採点項目は、フレグランス/アロマ、フレーバー、アフターテイスト、酸、ボディ、バランス、甘さ、均一性、クリーンカップ、総合評価の10項目です。
スコアが意味するもの
80〜84点は「ベリーグッド」なスペシャルティとされます。85〜89点は「エクセレント」、90点以上は「アウトスタンディング」と評価され、数としては多くありません。質の高いスペシャルティロースターが扱うコーヒーの大半は、82〜88点のレンジに収まります。90点を超えるロットは生産量がごく限られており、価格もそれに応じて高くなります。
サプライチェーンの違い
スペシャルティコーヒーは産地段階で高い価格がつくため、生産による利益の行き先も変わります。生産者はプレミアム価格を受け取ることで、栽培方法の改善、精製設備への投資、生活水準の向上が可能になります。スペシャルティの調達に伴うトレーサビリティによって、この関係が見える形で残ります。コモディティ取引ではこうした可視化は成立しません。
スペシャルティとコモディティの違い
コマーシャル(コモディティ)コーヒーはC相場で取引され、価格は変動し、生産コストを下回ることもあります。複数の産地をブレンドして、一定で中庸なプロファイルに仕上げるのが一般的です。スペシャルティコーヒーはC相場とは切り離して価格が決まり、その基準は品質と、ロースターと生産者の関係性です。
カップに現れる違い
スペシャルティコーヒーには、具体的な味わいがあります。キャラクターがあり、ノートがあり、一杯を飲み進めるなかで質が現れてきます。コモディティコーヒーはコーヒーらしい味、つまり親しみがあって安定した、特徴のないコーヒーの味がします。それぞれに役割はありますが、味わうべきものを与えてくれるのはスペシャルティコーヒーの方です。
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スペシャルティコーヒーショップは、Pulled Coffeeの探索チャレンジの主な対象店舗です。報酬は最大で約140万円に達します。

