March 20, 2026
ドリップコーヒーとプアオーバーの違い
文/ Pulled Editorial2 分で読む
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どちらも仕組みは同じです。フィルターに入れた挽いたコーヒーにお湯を注ぎ、重力で抽出液が下の容器に落ちていきます。化学的な反応も、物理的な動きも変わりません。違うのは「コントロール」です。ドリップマシンは注湯を自動化します。プアオーバーでは、ケトルを握るのは人の手です。
ドリップが向いている場面
手間をかけずに安定した味を出せること。良いドリップマシンなら、毎回同じ一杯を再現します。量についても、ドリップマシンは一度に10杯淹れられます。プアオーバーは一杯ずつです。量に対する速さでは、ドリップコーヒーのフルポットが5〜8分、プアオーバー一杯が4〜5分。スループットの面ではドリップマシンに大きく分があります。
プアオーバーが向いている場面
味の到達点です。腕のあるバリスタが淹れるプアオーバーは、どんなドリップマシンも届かない一杯になります。一杯ごとの鮮度という点でも、プアオーバーは注文を受けてから淹れ、すぐに飲みます。そして「向き合うこと」。プアオーバーを淹れる4分間は、コーヒーに意識を向けることを求めます。その時間そのものが、得るものになります。
お店で見かけたら、メニューにプアオーバーがあれば一度は注文してみてください。バリスタがすべての工程を握ったとき、シングルオリジンのコーヒーが何を見せてくれるのかを知る方法です。近くでプアオーバーを出しているお店を探す。

