February 24, 2026
イタリアでのコーヒーの頼み方
イタリアのコーヒー文化は、世界でもとりわけ明文化されています。ルールは確かに存在し、明示的な決まりというより社会的な空気によって守られていて、それに従うことで、訪れた文化を理解し尊重している姿勢が伝わります。
バーで立って飲む
イタリアでは、コーヒーはバーで立って飲むものです。これは単なる習慣ではなく、価格設定にも反映されています。カフェの席に座って飲むと、バーで立って飲むより料金が高く、その差が大きいことも珍しくありません。とくにエスプレッソは、バーで飲むのが本来の形です。熱いうちに、クレマが残っているうちにすばやく飲むためにつくられているからです。
エスプレッソ
「Un caffè(ウン・カッフェ)」はエスプレッソ一杯のこと。これが基本の注文です。小さな陶器のカップに入り、ソーサーに小さなグラスの水が添えられて出てきます。水を先に飲んで口の中をリセットし、それからエスプレッソを二口か三口で飲み切る。抽出から二分以内が目安です。
カプチーノのルール
カプチーノは朝の飲み物です。11時を過ぎて注文すると観光客だとわかってしまいますが、それ自体は問題ありません。ただ目立つというだけのことです。このルールがあるのは、イタリア人がミルクは消化の妨げになり、食事中や食後には飲むべきでないと考えているからです。カプチーノはあくまで朝食前か朝食時の飲み物という位置づけです。
カフェ・マッキアートとカフェ・ルンゴ
マッキアートはエスプレッソに少量のミルクフォームを加えたもので、ストレートのエスプレッソが濃すぎると感じる人に向いています。カフェ・ルンゴはより多くの湯で抽出したエスプレッソで、量が増えて濃度が下がります。カフェ・アメリカーノはエスプレッソを熱湯で割ったもので、注文はできますが伝統的な飲み方ではありません。
支払い方法
まずレジで支払いを済ませ、レシートをバリスタに渡してから注文します。この方式は伝統的なイタリアのバールの多くで採用されていて、バーで直接注文しようとした旅行者が戸惑う場面もよく見られます。現代的なカフェではこの仕組みがなくなっていることも多いですが、知っておけば気まずい思いをせずに済みます。
イタリアのコーヒー旅は、ローマ、ミラノ、フィレンツェのガイドと合わせて計画してみてください。
関連記事:バルセロナのおすすめコーヒー、エスプレッソガイド、マッキアートガイド。
海外でも国内でも、イタリア系カフェでの一杯はPulled Coffeeの探索チャレンジの対象になります。

