May 19, 2025
カフェでのチップ、いくら渡すのが適切か
標準的なコーヒー1杯につき150円前後が、チップのベースラインとして適切な金額です。カスタマイズの多い複雑な注文なら200〜300円。スペシャルティショップでのプアオーバーや工程の多いドリンクなら、合計金額の15〜20%が妥当な範囲です。
レジ横のタブレットに表示される「20%、25%、30%」というチップ提案、ドリップコーヒー1杯に対してこれを突きつけられて落ち着かない気持ちになる人は少なくありません。600円のコーヒーに150円のチップを置けば、それはすでに25%。十分に気前のいい額です。
スペシャルティショップのバリスタの時給は、チップ別で2,400〜3,300円が一般的。チップは収入に実際の差を生みます。
サンフランシスコやシアトルのような都市では、バリスタの賃金は全米平均を上回る一方、生活コストもきわめて高い水準にあります。独立系の店舗の多くで、チップは手取り収入のなかで意味のある割合を占めています。Pulled Coffeeのデータベースに登録された73,350軒のスペシャルティショップでは、ラテを淹れているバリスタが数百時間の訓練を積み、数百万円規模の機材を扱っているケースも珍しくありません。
「600円のコーヒーに150円のチップで25%。レストラン業界の標準を上回る水準です。ドリップコーヒーに30%渡さなかったからといって、後ろめたく感じる必要はありません」
多めに渡したいとき
長いカスタムオーダーをしたとき。バリスタが手間をかけてメニューを説明してくれたり、ドリンク選びを助けてくれたとき。混雑のなかでもサービスの質が落ちなかったとき。常連として、スタッフとの関係を保ちたいとき。2時間滞在して、注文したドリンクは1杯だけだったとき。
標準の150円で十分なとき
標準的な注文、普通のやり取り、まともなサービス。ドリップコーヒーやシンプルなエスプレッソドリンク。600〜750円のドリンクに150円なら、適切かつ歓迎される額です。シカゴ、デンバー、ポートランドあたりの店舗では、これが一般的な水準です。IntelligentsiaやStumptownに行けば、レジ横のチップジャーを常連たちが日常的に使っている光景が見られます。背景にあるコスト構造についてはスペシャルティコーヒーが高い理由をご覧ください。

