July 28, 2025
シングルオリジンとブレンド
文/ Pulled Editorial2 分で読む
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シングルオリジンとは、一つの産地から来たコーヒーのこと。ブレンドとは、二つ以上の産地の豆を組み合わせ、ロースターが狙ったフレーバープロファイルに仕立てたコーヒーを指す。スペシャルティコーヒーの世界では、シングルオリジンが格上の位置に置かれてきた。その裏には、ブレンドは欠点のある豆を隠すためのものだという含みもあった。確かにそういう場合もある。だが、それが普遍的なルールというわけではない。
シングルオリジン
シングルオリジンは、豆そのものをもっとも素直に味わう形だ。エチオピア・イルガチェフェのシングルオリジンを飲むとき、その土壌、標高、気候が生み出した味そのものを口にしている。スペシャルティの店でハンドドリップに使われる豆がシングルオリジン中心なのはこのためだ。抽出方法そのものが豆の輪郭を素直に出すよう設計されており、豆もそれにふさわしくあるべき、という考え方がある。
ブレンド
ブレンドはロースターの設計図だ。産地の異なる豆をそれぞれの個性に応じて選び、組み合わせ、バランスの取れた一杯として仕上げる。よいブレンドを作るのは簡単ではない。イタリアのエスプレッソ文化はブレンドの上に成り立っており、ボディ、クレマ、安定感のためにしばしばアラビカとロブスタを組み合わせる。
ミルクと合わせてエスプレッソを飲むなら、ブレンドのほうが相性のよいことが多い。ブラックで、季節ごとに違う味を楽しみたいなら、シーズン替わりのシングルオリジンが向く。どちらも本物のコーヒーだ。大事なのは、自分のカップに入っているのがどちらで、なぜそれなのかを把握していること。近くのスペシャルティショップを探す。
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