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A cortado in a small ceramic cup, milk pour mid-stream over a freshly pulled espresso shot. Editorial Kinfolk aesthetic, cream and brass palette.

December 19, 2024

コルタードとは

文/ Pulled Editorial3 分で読む
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コルタードは小さく、静かな飲み物です。エスプレッソ60ml、スチームミルク60ml、手のひらに収まるグラスで提供されます。泡もなく、ラテアートもなく、見せ場もない。コーヒーとミルクが対等に並び、本来の役割をまっとうする。それだけの一杯です。

名前はスペイン語の動詞 cortar(切る)に由来します。ミルクがエスプレッソを切る。弱めるためではなく、ほどくためです。コルタードはコーヒーを覆い隠さず、輪郭を整えます。酸味はやわらぎ、甘さが立ち上がり、ボディが丸くなる。味わいの軸はあくまでエスプレッソ。角がとれただけで、本質は残ったままです。

どこから来たのか

コルタードはスペインのバスク地方で生まれました。イベリア半島に広がり、ポルトガルへ渡り、やがてキューバでは独自のコルタディートとして根づきます。コンデンスミルクで甘く仕上げ、泡立てたデザートに近い一杯です。

アメリカへはサンフランシスコ経由で入りました。Blue Bottle Coffeeが Libbey社のジブラルタル・グラスで提供したことから、一部では「ジブラルタル」の名が定着します。コルタードとジブラルタルの違いは、ほぼグラスの違いだけ。飲み物としては同じものです。

作り方

コルタードはエスプレッソのダブルショットに、スチームミルク60ml。ミルクは軽くスチームします。マイクロフォームも、伸ばす作業もいりません。求めるのは温度と質感であって、泡ではない。ミルクはエスプレッソに直接そそぎます。仕上がりはなめらかに一体化し、層が見えないのが理想です。

器は120〜150mlのグラス、または陶器のカップ。350mlのマグで出てきたら、それはコルタードではありません。サイズは本質の一部です。小さくおさえることに意味があります。

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ほかのドリンクとの違い

マキアートはミルクがさらに少なく、エスプレッソの上に泡をひとしずく落とした程度。フラットホワイトはおよそ1:3でミルクが多く、マイクロフォームで軽やかな口あたりに仕上げます。ラテはミルクの比率がさらに上がります。コルタードは、エスプレッソとミルクが対等に並ぶ一杯。どちらが主役ということもありません。

なぜ意味があるのか

多ければよいわけではない。コルタードはそのことを示す一杯です。600mlのカップがあふれる時代に、120mlの節度を貫く。ミルクや砂糖、泡に隠れずに飲める質をエスプレッソに求めます。近所のお店がうまいコルタードを出すなら、そこのコーヒーはたいていうまい。

近くのスペシャルティショップを探して、一杯たのんでみてください。そのお店が当たりかどうか、口に含んだ瞬間にわかります。

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