July 12, 2025
ライトロースト と ダークロースト
文/ Pulled Editorial2 分で読む
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ロースト度合いは、コーヒーの味を左右する最も大きな変数です。同じ農園の同じ豆でも、ライトに焼いたものとダークに焼いたものでは、同じ場所から来た豆だとは思えないほど別物のカップになります。これは品質の話ではなく、意図の話です。
ライトローストの味わい
ライトローストは豆の産地由来のキャラクターをそのまま残します。感じる風味は主に豆そのものから来るもので、生育地、標高、品種、精製方法が表に出ます。フルーツの酸、フローラルなニュアンス、柑橘、ベリー、ストーンフルーツ、ジャスミン、はちみつ。ライトローストは酸味が強く、複雑さがあり、ボディは軽め。明るく、見通しの良い味わいになります。
ダークローストの味わい
ダークローストは産地のキャラクターを焙煎由来のキャラクターに置き換えます。感じる風味は主に焙煎の工程から来るもので、カラメル化、炭、チョコレート、スモーキーさ、トーストした穀物、糖蜜などが現れます。ダークローストはボディが厚く、酸味は穏やかで、口当たりは重め。イタリアやアメリカの伝統におけるエスプレッソの定番プロファイルであり、ラテやコルタードのミルクとも相性がよい焙煎です。
よくある誤解
ダークローストの方が強い、というのは誤りです。コーヒーの濃さは、水に対してどれだけの豆を使うかで決まります。ライトローストが弱いわけでもありません。ダークローストは焦げを意味しませんし、ライトローストは酸っぱさを意味しません。酸っぱく感じたなら、それは抽出不足です。挽きを細かくする、湯温を上げる、抽出時間を延ばすといった調整で変わります。
豆の産地にこだわりたいならライトロースト。しっかりした風味で外したくないならダークロースト。両方を求めるならミディアムロースト。どちらも真剣に扱っているお店を探してみてください。

